アキウルミナの期間中、秋保のカフェやレストラン、ワイナリーなどの店舗を
アーティストたちの作品で彩ります。いつもとは違った雰囲気をお楽しみください。
新型コロナウイルス感染拡大予防における要請等により、営業時間等が変更になっている場合がございます。また、ルミナート開催日・開催時間は店舗ごとにご確認ください。
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ササキツトムさんが描く抽象画を飾り彩ります。画面の中で絶妙に重なり合った色が店内とも調和していくことでしょう。
1968年生まれ。油彩による抽象絵画を制作。1995-2017年、特別支援学校教諭,障害児者の美術教育などに携わる傍ら自身の制作発表を続ける。2017年、早期に退職し現在は制作・発表活動に専念。制作中自らの目と手が遠近法や俯瞰の構造から解放されて、ただ描く・見るという経験の中にあること、そのような描くことのフィールドを「中間の庭」と呼び、作品のタイトルとしている。
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展示室では村山耕二氏の「Geological Glass」を展示。夜間営業では3DCGデザイナーの菊池士英さんの映像作品ともコラボレーション。
ガラスの造形から始まり、ガラスとは何か?に興味が移り、「砂」「土壌」からガラス素材を作るようになりました。近年は「岩石」まで一貫して地質を基にしたシリーズ「Geological Glass」の表現を模索しています。石や砂は静かな物質と思われていますが、1250℃~1300℃の環境になるとまるで生きている様に変容し、それは太陽系や地球が46億年前に形成されていく反応の様を観ているように感じます。私にとってのガラスは「地球」への、併せて深遠な「宇宙」への問いかけでもあります。足元に転がっている「岩石」や「砂」から宇宙へと続く道を感じ製作を続け、鑑賞していただく皆様にも感じてもらう事が出来れば嬉しく思います。
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Green Shootsのオーナー、そしてアーティストでもあるトム・ニールセンさんが、素敵に店内を飾ってくれます。
トム・ニールセン
1964年デンマーク生まれ。1982年オーストラリアに家族で移住。2015年絵を描き始める。2018年オーストラリアから日本人の妻と共に来日、北海道に半年住んだ後、8月に仙台へ。2019年秋保へ移住、6月に「Hygge Cafe Green Shoots」をオープン。
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木の家珈琲館の広々としたスペースには、ベニヤ板造形作家の横山信人さんの作品が並びます。
横山信人
宮城県石巻市生まれ。平成14年 東北生活文化大学卒業。平成16年 宮城教育大学大学院修士課程卒業。ベニヤ板を用いた立体造形作品です。ホームセンターで安価に手に入る素材を、手をかけて形にしていくことで、何でもない物や事象が人間の発想や想像で変化することが伝われば良いなと考えています。
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地元の工芸作家の作品を一堂に会して展示している秋保手しごと館。期間中、熊本県の伝統的工芸品も並びます。
地元秋保で活動する「手しごと」に携わる工芸作家等の団体。ジャンルは陶器・ガラス・仙台箪笥・木工・石製品などの工芸をはじめ、さいちやワイナリーなど様々です。「手ん店(てんてん)~あきうクラフトフェア~」など地域内外でイベントや連携事業等を実施しています。
熊本の工芸家
小代焼や高田焼などの陶磁器、肥後象眼、花ござなどのい草製品、きじ馬や肥後まりなどの郷土玩具など、熊本県内の伝統芸品をはじめ、熊本地震や豪雨水害で被災された工芸家たちの作品などが並びます。
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秋保ナイトミュージアムの入り口付近に、森敏美さんの大きなモザイク作品を設置。また、折り紙照明の五十嵐聖人さんの作品も展示します。
森敏美
1954年大阪出身。1981年東京藝術大学大学院美術研究科壁画専攻終了。1984年三島学園女子大学(現東北生活文化大学)勤務。1989年国営みちのく杜の湖畔公園オープニングイベント「地球賛歌アートパフォーマンス」大賞。2016年リサイクルアート展準大賞。2019年退任(名誉教授授与)。2020年令和2年度宮城県芸術選奨 受賞。個展6回、「取っ替ゑ、引っ替ゑ、すり替ゑ展」7回、日韓現代美術交流展19回等、グループ展、企画展多。
大学1年生の頃から、折り紙照明を製作しており、仙台を中心に個展や販売などで活動しています。折り紙照明とは、照明器具を折り紙で囲ったもの。光を龍らせるように折り紙を組み上げ、ランプシェードにしています。当作品の折り紙には「和紙」などを用いているため、表面の肌触りが良く柔らかい質感です。折り紙を用いたことによる特徴は以下の3つ。①光が繊維によって屈折され、柔らかい光になる。②折り紙はあえて裏に折っているため、光を入れた時だけ鮮色と柄が浮き出る。③明るすぎるLEDの光を折り紙が抑えることで、光がぼんやりと広がる。折り紙特有の光によって、明暗の境界線が暖味になり、空間にグラデーションを演出しています。また、光の影を外側に放出するものもあります。それは、幾何学的な光を投影し、整頓された美しい空間を演出しています。
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北海道出身の姉妹、さくまいずみさんと佐久間直美さんがゆらゆらとした楽しい世界を広げてくれます。
オブジェなどを作るさくまいずみさん、写真家の佐久間直美さんの姉妹。『空はいったいどこまで続いているのだろう。大地はどこまでも続いているようにみえる。空と大地とそのあいだにあるなにかに思いを巡らせぼんやりと見つめながら制作しています。』
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清潔感あふれる店内に、懐かしくもユーモアあふれる佐竹篤也さんのガラクタオブジェを並べます。
佐竹篤也
1990年代よりガラクタを使用し、経済優先の世の中に風刺的な意味を込めた作品を制作しています。各種公募展に出品し国内外で評価を集めています。2004年に秋保温泉街に「ガラクタオブジェ館」を開設。2019年に「佐々木美術館6周年芸術祭」に参加しました。
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秋保ワイナリーのオープンテラスにカルロスデアさんのアルミ板を使った立体作品を展示し、店舗内の壁に本田崇さんの絵画を展示します。
イギリス・ノースブルックカレッジでイラストを学ぶ。カレッジを卒業後、彫刻家としてアルミ板を加工して様々な動物やキャラクターを作成するとともに、イラストレーターとしても活動し、「Tricky Tisha」という本を出版。イギリスの2つのギャラリーで常時作品を販売するとともに、毎年イギリス各地で行われるアートフェアに出展。2016年から日本に移住し、仙台市を拠点に活動しています。
本田崇
宮城県生まれ。独立美術協会・新現美術協会・宮城県芸術協会所属。本田さんの描く抽象画はインスピレーションを感じながら感覚を研ぎ澄ませ、画面上で構成していき、その途中の切り取られた一瞬の世界を見るような作風です。
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落ち着いた雰囲気の店内に、鍋田尚男さんの「モザイクガラス」が奏でる豊かな色彩の世界が調和します。
秋保大滝そばにあるガラス工房尚のオーナー兼アーティスト。数百、数千ものパーツを組み上げて作る、「モザイクガラス」を制作しています。透明と不透明のガラスをさまざまに組み合わせて、無限な色彩が織りなす世界を追求しています。
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熊谷毅さんのストーリー性のある写真が、店内に新たなテイストを加えて調和をもたらします。
1976年秋田県生まれ、仙台市在住。2007年写真作品の制作を開始。〈今回の作品について〉表面と背景の間に隙間があればそこに光が入り込み、影を生み出す。表面の印象とその背景に落ちる影とが、物理的にもコンセプトのうえでも立体的な捉え方を可能にする。
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白い工房内の壁に、本田崇さんの抽象画を展示します。本田崇さんの作品の画面の空間が店舗内にも広がります。
本田崇
宮城県生まれ。独立美術協会・新現美術協会・宮城県芸術協会所属。本田さんの描く抽象画はインスピレーションを感じながら感覚を研ぎ澄ませ、画面上で構成していき、その途中の切り取られた一瞬の世界を見るような作風です。
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木村良さんの様々なスタイルの作品とレトロでモダンな雰囲気のお店あずみのさんのコラボレーションです。
木村良
宮城県石巻市生まれ。グラフィックデザイナー、美大生を経て、美術カフェ、ギャラリー企画運営に携わる。現在は絵画制作を中心に非常勤講師やフリーランスとして活動中。仙台市在住。”絵画とは何か”をテーマに自身の日々のリアルや興味、気持ちの揺れと向き合いながら絵画制作を続けている。表現の可能性に挑みたいという思いから、方向性は一定ではない。
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築160年の古民家をリノベーションしたアキウ舎を、書家であり、水墨抽象画の美術家である斉藤文春さんが彩ります。座敷、床の間、玄関、廊下など、日本建築の趣きある意匠や空間の特性をふまえて、「書」と「水墨抽象」との新鮮な出会いを目指します。
斉藤文春
1951年北海道函館市生まれ。塩釜市在住。「余白」と「間」。省略と「引き算の美学」。シンプルで豊かな「言葉の表現」としての「書」。自立する点と線の「水墨抽象」。その両極から表現の本質、歴史と時代性、社会性を模索しています。個展30回。無所属。